if-thenプランニングを効果的に用いる方法
if-thenプランニングという目標や習慣達成のための技法がある。
これはどういう技法かというと
「(if)Xしたら(then)Yする」と決めることでYを達成しやすくできるというやり方だ。
なぜならば、脳はXしたらYするという認識や命令形式に反応しやすいようである。
逆にいつかしようとか、あるいは行動を始める合図である(if)Xを特に事前に決めていなかったり、漠然としたままだと目標を始める切り口をなかなか脳が認識できず達成しにくくなる。
脳の判断の迷いという意志力の浪費を防ぎ、条件(if)が来たらすぐに脳がifを認識し、目標への行動に移ることが出来るので、かなり効果が高い方法だ。
しかし注意点として条件であるifをかなり精緻に決めてやる必要がある。
たとえば晩御飯を食べた後に資格試験の勉強をする、あるいは腕立て50回行うというif-thenプランを立てたとしよう。
晩御飯を食べた(if)は確かに開始条件にはなっているが、晩御飯を食べた後歯も磨かずに行うのか、あるいはテレビを少し見た後でも良いのか、後とはどれくらいあとなのか、という判断の迷いの材料が結構ある。
これでは脳の意志力を判断の迷いで浪費してしまう事になり、開始が難しくなってしまう。
そこで最も効果的な条件のifの設定は開始時間を決めるというやり方だ。
23:10になったら資格試験の勉強を行う、あるいは20:00になったら腕立て50回を行う
このように時刻を条件にしてやると、判断の迷いようがない。
時刻は数字なので誤魔化しがきかず、その時間が来たら開始すると脳が機械的に認識できるからだ。