自分を信用するな、システムを信用しろ
一年の計は元旦にあり、と
年始に目標を立てるものの、その目標を達成できる人は少ない。
資格試験や語学の勉強しかり、起業しかりダイエットや筋トレしかりだ。
たいていは挫折していつの間にかやらなくなる。
三日坊主ということわざもあるように。
そして多くの人は目標を達成できなかったとき、
「自分の集中力や忍耐力が足りなかった、あるいは怠け癖のせいだ。」
と自分のせいだと考えてしまう。
しかしそもそも人間は飽きっぽい生き物であり、何かを続けられる方が
不思議なものである。
では達成できる人とできない人の違いは何かというと
システムの構築作りがうまいというところにある。
要は自分のやる気や能力を全くあてにせず、うまく自分が続けられるシステム作りを
考案できるのだ。
戦国時代の有名人と言えば、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の3人が思い浮かぶ。
織田信長や豊臣秀吉はカリスマ性があり、それによって天下を統一した。
しかしシステム作りが疎かになっていたという弱点があった。
徳川家康はカリスマ性では織田信長や豊臣秀吉より圧倒的に劣る。
しかし何故江戸幕府を立て、長らく天下を取ったのかというと、システムの構築が
優れていたからだ。
自分の能力やカリスマを一切あてにはせず、自分の死後も政権が続くよう
幕藩体制という強力なシステムを構築した。
この仕組みがとてつもなく秀逸だったのである。
このことからもシステムや仕組みというのがいかに重要かというのが分かる。
資格試験であれダイエットであれビジネスであれ語学の勉強であれ、何かを成し遂げる為には地道な下積みが必須である。
しかしこの下積みに飽きるか、忍耐力が持たなくなった時に挫折する。
その挫折を防ぐには、例えば最初は量を増やさずに少量つづこなし、慣れてきたら徐々に増やすことや一切感情を交えずに機械的に決められた時間こなすことを繰り返す等のシステム作りを戦略的に構築することが重要となる。