レコーディングとワンクッションは習慣付けにおいて強力な組み合わせ
ウォーキングであったり、ジム通いであったり、ないしは筋力トレーニング、資格試験の勉強、読書習慣、語学の勉強、あるいはダイエット等々。
私たちには自分の人生や生活の目的の達成のために、何かを習慣付けて継続したいと思い立つことが多々ある。
しかし、「三日坊主」という言葉があるように、大抵ははじめだけで結局続かないことが多い。
脳というのは変化を非常に嫌う。
よって新しい習慣付けをしようと思っても、途中で面倒になったりやる気が起きなかったりして、それが妨げられてしまう。
寧ろ新しい習慣付けが成功するのは稀であるとすらいえるかもしれない。
では、自分の継続したい習慣付けを成功させるにはどのような手段が有効だろうか。
これには、レコーディングとワンクッションの組み合わせが非常に有効である。
レコーディングというのは非常に単純で、その習慣付けを行った日には手帳でもスマホのレコードアプリでも何でも良いので、その日の日付にチェックなり〇なりを入れて毎日記録してレコードするだけである。
これにより、後で見返したときに、自分の成果を客観視でき、週ごと、月ごとのチェックや〇のトータル数も客観的に数字でカウントできるので、モチベーションが保てるようになりやすい。
もしこの記録付けをしなかった場合、自分の成果が数値化されず、客観視できないので霧の中をさまよっているような感じで、自分の主観で目的地までの距離を測るしかなくなる。
それが不安感や、あるいは目的地まで長すぎるので今日やっても焼け石に水で無意味だという無力感につながり、継続に失敗してしまう可能性が高くなる。
レコーディングは一切お金は掛からないし、手間もかからず一瞬で終わる単純作業なのでやりやすいのも良い。
これにワンクッション置くという技法を付け加えてやると更に成功率が高くなる。
たとえレコーディングで日々の成果を数値化しても、やはり習慣をするのが苦痛になる日というのは多々あるし、その脳の苦痛の直感によって何となく嫌になり、継続が途絶えてしまう事もあり得る。
それを防ぐためには、ワンクッション置いてやることが有効だ。
これはどういうことかというと、週に2日か3日は習慣をやらない日を設ける、あるいは一日ごとに習慣をするという方法だ。
その日行う習慣にかなり苦痛を感じたとしても、翌日はやらなくていい、あるいは週にやらなくて良い日が2,3日はあると分かっていれば、その苦痛にも耐えられる確率が高くなる。
やらなくても良い日があるという気楽さや余裕が習慣の継続を長引かせてくれるのだ。