チャージマン研が今の時代になってカルト的人気を得た理由。
ニコニコ動画やyou tubeでチャージマン研という昔のアニメが人気で凄まじい再生数を上げ続けている。
ナックが制作した昭和の日本のテレビアニメだ。
全話5分程度の短いアニメで、ツッコミどころが非常に多いことが動画のコメント機能とあいまって人気を博している。
何故今の時代になって、これほど昔のアニメが現代に人気を得たのか。
突っ込みどころが多く、それがコメントに反映されてみんなで意見を交換して楽しめるということも理由の一つだが、最大の理由は、現代人の時間感覚にマッチしているということであると思われる。
逆に昭和の時代だと時間感覚はまだ長めなので、5分程度だと逆に物足りないと思われただろう。
今の時代はネット全盛で情報にあふれており、日々新しいニュースや情報がスマホやパソコンの画面上に流れ続ける。
そんな中、一つのコンテンツに時間を割くにはあまりにも時間の感覚が早くなりすぎている。
昔と違い、映画で2時間以上ずっと集中するにはあまりにも集中力の温存や維持が難しい時代だ。
チャージマン研のアニメは全てが5分程度しか無いので、サクっと見れて楽しめる。
スマホから空き時間を利用して一話や二話程度なら簡単に見終われる。
このファーストフードのごとくの手軽さは今の時代に最大の武器となる。
動画ですら1時間以上の長いものはたとえ内容が面白いにせよ、集中力を維持するには情報が溢れすぎており難しい。切り抜き動画が流行る時代である。
そしてその5分程度の内容で起承転結がはっきりしており、キャラごとのキャラ付けも上手い為(ギャグやオチ担当のロボットのバリカンのように)、まるで凝縮した濃厚スープのごとく現代人の時間感覚にマッチして需要につながっている。