脳というのは本当に皮肉な振る舞いをする
例えば、新しい稽古事だったり、学習だったり、仕事だったり趣味だったり
何でもいいが、いざ行う日を決めて、その日に行おうとしてわくわくする気持ちになるとする。
だが実際にその日、その時間が近づくとやっぱり面倒くさくなり、「やりたくないなー、なんであんなに乗り気だったんだろうあの時は」
みたいな気持ちになることは無いだろうか?
そして逆にその日が来ると別のことをしたくなるのだ。
その日時に例えば英語の勉強をする予定の時は、逆に数学や理科が勉強したくなったり、その日時に新規の仕事をするつもりだったのが、逆に趣味を深掘りしたくなってみたり、未読の本を読みたくなったり。
そして往々にして不思議なことに、する予定だったはずのことより、その別のしたくなったことを実際にやってみると驚くほど捗ってしまうのだ。
数学や理科は普段は嫌だったのが面白いほど問題集が捗るし、未読の本も面倒だったのが、面白いようにページを捲ってすいすい読了できる。
これは本当に脳の皮肉なふるまいだと思う。
心理学的に勝手に分析するならば、脳は自由を常に欲している存在で、予定日というのは強制と受け取って、息苦しく苦痛を覚えてしまい、
そのために、する予定でなかったはずの自由な逆のことに魅力を感じ、意欲を生み出して進めさせるのだろうか。
皮肉な存在の脳の性質を知り、それを活かしたいものだ。