デザインや色彩的センスとビジネスの掛合わせ
アップルのiphoneは今や世界中の人にとって、馴染みの深いものとなり爆発的ヒットを成し遂げた。日本においてもiphoneユーザーは多く、新型モデルが発売されるたびに報道が沸いている状況である。
スマートホンはiphoneやandroidOSのもの等があるが、勿論ガラケーのような主に電話とメール機能だけではなく、便利な種々のアプリの登場によりガラケーにとって代わる新時代のツールとなったことは疑いない。
ただ、iphoneがヒットした理由の大きな一つはその本体構造のデザインセンスや機能性の良さだ。お洒落なリンゴのマークのシンボルや無駄なものをそぎ落としたシンプルなデザインのホーム画面や筐体、指のタップ一つで画面が移動したりアプリを追加削除できる機能性センスの良さが世界中の人々に受ける要素になったのである。
こういったいわば、デザインセンスや色彩的センスというのはビジネスにおいて隠れた重要な要素になっている。どんなサービスを実際に提供するか、あるいは生活に役立つか、便利か、といった要素は間違いなくビジネスを左右する表立った要素で分かりやすい。
ただそれと同じくらいデザインや色彩等のセンスでビジネスが左右されている可能性がある。簡単に自社のサイトやHPであったり、youtubeやインスタグラムを使った動画や映像、画像を発信することが出来る今の時代だとなお更である。
しかし、あくまで副次的要素にしか見えないのであまり注目されないのが難点だ。
webデザインや、色の組み合わせ、機能性といったクリエイティブ的な要素をwebデザイナーであったり、イラストレータークリエイターの専売特許にしておくのは勿体ないように思える。
例えば文科省後援の色彩検定であったり、デザイン系の初級の資格を目指すことで基礎的なデザインや色彩の組み合わせ等の知識を得る。簡単なデザインや色彩の入門書を読んでみる。
こうしたちょっとしたことでデザインや色のクリエイティブ的な知識を得たら、ビジネスとの相乗効果が期待出来るかもしれない。
デザインセンスや、色、色彩組み合わせ的センスは、ネットが発達し、一億総発信者になれるこのご時世にはささやかだが、命運を分けるかもしれない能力である。